「総悟」
「なんですかィ土方さん。俺ァ食堂に急いで行って夕飯を食うという使命があんですけど」
「キレイだな」
土方は総悟の頭をわしわしと撫でた。
「……何がですかィ?」
「お前が」
土方は真顔で言った。
「………ばっかじゃねぇの?」
総悟は鼻で笑うとつかつかと食堂へ歩いて行ってしまった。
あれ、話と違う、と土方は思った。
遅れて食堂へ向かうと、総悟がすでにテーブルに座っていた。
自分の向かいの席にも同じ夕食を置いている。
「土方さん、そこに座りなせェよ」
総悟が手招きをする。
「これ、お前が用意してくれたのか」
「細けぇことは気にしちゃダメですぜィ。あ、これもあげやす」
総悟は自分のプリンを土方に差し出した。
「え、いいのかよ。お前プリン好きだろ」
「今日はプリンって気分じゃねぇんでさ」
総悟は土方に無理矢理プリンを手渡した。
土方は笑った。わかりやすいやつ、と。
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こんな妄想ができあがりました。
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